『NEXTヌワンコ・カヌ』ウマル・サディク
1997年2月2日生まれ(19歳)
15 Millones más el préstamo del joven delantero Nigeriano, Sadiq Umar fue lo que nos costo contar con Diawara. pic.twitter.com/hA7Vu4SEf5
— AS Roma (@ASRoma_IT) 2016年7月28日
サディク・ウマルなのか、ウマル・サディクなのか。本当はどちらなのかは正直よくわからないのだが、既にセリエAファンなら十分に知っている「ヤングスター」だ。
ナイジェリアのカドゥナで生まれた彼は、ストリートサッカーで育ち、後にアブジャのサッカーアカデミーに入団。スペツィアのスカウトを受けて、イタリアへと渡る。
プリマヴェーラでの最初のシーズンは18試合14ゴールという記録的な結果を残し、2015年にはローマにレンタル移籍する。
そして、昨季はなんとトップチームでも出番を獲得し、セリエAで6試合に出場し、さらに2ゴールを決めるという結果も残したのだ。
その結果、ローマは彼の保有権を買い取ることを決定し、現在は名実ともにスタディオ・オリンピコの選手だ。
ボローニャへのレンタル移籍という話があったが、どうやらその話は流れてしまったらしい。
190cmを遥かに超える体格、そして柔らかく懐の深い足元の技術、ジャンプしなくても十分に高い空中戦。それらの強みから『NEXTヌワンコ・カヌ』とも呼ばれている。
彼はナイジェリアの国内でプレーしていたことがないので代表には選ばれていなかったが、昔から母国のユニフォームを着ることが夢だと明かしていた。
予選にも出場していなかった、U-20にも選ばれたことのない彼にとって、おそらくリオ五輪出場というのは青天の霹靂だっただろう。
度重なるトラブルに見舞われてもモチベーションが下がることがなかったのは、その大きな機会を自覚しているからこそなのだろうか?
彼も現在のナイジェリアでは最も期待されているストライカーの一人だ。この五輪をきっかけに、世界に名を轟かせるタレントになる可能性は秘めている。