シャリル・シャピュイ

スイス生まれで、元々はスイスのアンダー代表だった。そのため、FIFAの国際大会(2009 FIFA U-17ワールドカップ)で優勝を経験した選手であり、U-17W杯では全試合スタメン出場を果たして優勝の原動力となった。ちなみに同大会のグループステージにおいて、宇佐美貴史、杉本健勇、宮吉拓実を率いるU-17日本代表と対戦しており、シャリルはセンターバックを務めて4-3の勝利に貢献。2013年にタイへ国籍変更。タイ代表では2014AFFスズキカップ決勝でホームとアウェイで貴重なゴールを挙げて、大会制覇の立役者となった。タイ代表では現在9試合5得点の結果を残し、攻撃的MFとして活躍する。

タイ代表に欠けていた縦への推進力を持っており、フィジカルとスピードを活かした突破力は迫力満点。元々CBを務めていたため、インターセプトやプレスの上手さにも定評がある。テクニック面にいたっては、意表をついたグラウンダーパスや強烈な弾丸ミドルも持っているため、良い意味で「タイ人らしくない」プレーでチームに化学反応をもたらした。シャピュイの加入によって、タイ代表の攻撃バリエーションが増加したのは間違いないだろう。

紹介した選手以外にもクルークリット・タウィカンのような有望な選手も招集されている。日本代表がW杯出場を目指す上で、タイ代表戦は決して落とせない戦いとなる。今まで対戦してきた東南アジアのチームとは一味違うだけに、タフな試合は避けられないかもしれない。

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