画面中央で足を上げ、倒れこんでいるのはキャプテンの田口泰士だ。

チームの主将に就任しながらも、なかなか良い結果がついてこなかった田口。この後涙を浮かべ勝利を噛み締め、試合後には「苦しい試合が続いていたので(涙は)勝手に出ました。キャプテンとして責任感を感じていましたし、一つ勝つまで、ここまでが苦しかったので」とコメントしている。

また、復帰戦でチームに勝利をもたらした闘莉王は「まだまだ課題は腐るほどあるけど、何よりもこのチームに必要だった勝点3。最後の最後にドキドキハラハラしたところでもみんなが体を張って、最も目標にしていた勝点3を獲れたことが良かったと思います」と振り返った。

田口や闘莉王以外にも選手たちは喜びを表現しており、名古屋のベンチ前では決勝点をあげた川又堅碁やボシュコ・ジュロヴスキー監督らは抱擁していた。

流れを変えうる勝利を掴んだ名古屋。しかし年間順位では未だ降格圏に沈んでおり、油断はならない状況だ。

名古屋は今週末、ホームに好調ガンバ大阪を迎える。

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