『Der Spiegel』は「ドイツサッカー連盟(DFB)は、フランツ・ベッケンバウアー氏がワールドカップ招致活動で550万ユーロ(およそ6.3億円)の巨額報酬を受け取っていたと明かした」と報じた。

かつてのドイツの名選手として知られ、引退後はバイエルン・ミュンヘンの副会長やFIFA理事などを歴任してきた「カイザー」ことフランツ・ベッケンバウアー氏。

2006年に行われたワールドカップ・ドイツ大会時には、サッカー連盟副会長としてのみならず大会組織委員長を務め、その成功に大きく貢献したと伝えられていた。

ところが、昨年発覚したFIFAによる大規模な汚職スキャンダルに関連した捜査において、ベッケンバウアー氏にも疑惑が浮上している。

捜査に非協力的であったことからすでに処分は受けているが、それに加えて2006年大会の招致に関係して汚職があったのではないかと言われており、スイス警察の捜査対象になっている。

そして今回はスポンサー関連からの報酬支払についての疑惑である。

ベッケンバウアー氏はこの招致活動については名誉職として「無償」だったと主張されてきた。しかし、今回DFBは彼がスポンサーであるベッティング(賭け)会社に関連する作業を行い、その見返りとして2005年2月~2006年10月の間で5回に渡る報酬を受け取ったことを明らかにした。

DFBとベッケンバウアー氏の間にはもともと業績によって変動するボーナスの支払いが約束される契約が結ばれていた。現在ベッケンバウアー氏はミュンヘンのリハビリクリニックに入院しているが、今後これらに関してはさらなる捜査が行われる予定となっている。