ミスを避けること
今季彼は失点につながるミスを2つもやっており、これはリーグでも一握りしかいない。回避できたはずの失点を止められなかっただけでなく、直接失点につながる大失敗もやってしまった。
プレミア10試合に先発している彼だが、『squawka』の「リヴァプールで最も悪かった選手」に5回も選ばれている。それは、チームメイトたちと同じレベルでプレーできていないことを如実に示している。
守備ユニットの一員として振る舞うこと
彼個人だけでなく、リヴァプールの守備が対戦相手にチャンスをあげているという問題もある。
ボーンマスが放った12本のシュートのうち8本はペナルティエリア内からのものだった。相手にチャンスを与えないという点でリヴァプールのディフェンスは十分ではなかった。
カリウスは(相手のシュート数から)予想される失点数と、実際の失点数がほぼ同値となっている。
knock yourselves out, cherubims pic.twitter.com/vGlwbGMkRm
— Paul Riley (@footballfactman) 2016年12月11日
とはいえ、彼は相手にチャンスを作らせている守備陣の一員であり、非がないことにはならない。ボーンマス戦でボールをこぼしネイザン・アケに決勝点を決められた場面もその例のひとつだ。
一方で彼は新しい環境にやってきた若きGKであり、いくらかの猶予が与えられるべきだ。
とはいえ、自らをアンフィールドに連れてくることになったブンデスでの標準的なパフォーマンスレベルでプレーできていないという事実は残る。
カリウスはユルゲン・クロップのもとでより支配的になれなければいけない。
ウェストハム戦ではアンディ・キャロルと対峙したシーンで素晴らしいセーブも見せた。すでにタイトルレースにおいてダメージになってしまったかもしれないが、あれがいい兆しであることを願いたい。