『ITV』は4日、「イングランド・プレミアリーグのハル・シティは、元フランスU-21代表FWヤニス・サリビュルの登録を認めるようFIFAに要求している」と報じた。
今冬のマーケット最終日にレンヌからポーランド代表FWカミル・グロシツキを獲得することに成功したハル・シティ。
しかし、プレミアリーグの後半戦に向けた25名の登録メンバーは完全に埋まっていない。その一枠は、ギャンガンに所属しているFWヤニス・サリビュルのものだ。
マーケット最終日にハル・シティは彼を900万ポンド(およそ12.5億円)で獲得しようとしていたのだが、書類提出が間に合わなかったためにFIFAから許可が下りなかったという。
リヴァプール戦前の記者会見でマルコ・シウヴァ監督は以下のように話し、FIFAからの最終決定はまだ行われていないと語った。
マルコ・シウヴァ
「我々はまだ待っている。現時点でFIFAの最終決定は下されていない。進展があれば知らせる。期限も示されていない」
現在プレミアリーグで19位と降格圏に沈んでいるハル・シティ。チーム状態もなかなか改善されておらず、得失点差はリーグ最低だ。しかし、リヴァプール戦では本拠地KCスタジアムで2-0と勝利を収めるなど、反撃に向けた準備は整いつつある。
アンダーの代表ではアレクサンドル・ラカゼットと強烈な両サイドを組んでいた左利きのウインガー、ヤニス・サリビュル。フランス屈指のドリブラーは、イングランドでハル・シティの救世主となれるだろうか?