2月11日、バルセロナのカンプ・ノウで開催された、『ウイニングイレブン2017』世界大会の欧州予選「PES LEAGUE ROAD TO CARDIFF EU Season 1 Regional Final」。
ピケも観戦!カンプ・ノウで『ウイイレ2017』世界大会の欧州予選が行われたぞ https://t.co/gIvGIYNm2Z
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年2月22日
今回はこの大会での上位プレイヤーたちの戦術について簡単にだが紹介してみたい。
「ウイイレ」がゲームである以上、強くなるために攻略は不可欠。特に対人戦においては実際のサッカーと同じく、まずは技術と戦術があり、その上で判断の精度やメンタル面の強さなどが求められていく。体力こそ運動競技であるサッカーと違うとはいえ、実態としてはアスリートに近いものがあるのだ。
まずは優勝したスペインのjosesg93氏から。ちなみに、この大会は使用チームがKONAMIとライセンス契約を結んでいるクラブに限定されており、ほとんどの参加者がFCバルセロナを選択していた。
PESLeagueのライブビデオをwww.twitch.tvから視聴する
Twitchで配信された動画の中にはチーム設定画面があまり含まれていないのだが、決勝戦でチラリと映ったものがこちら。
josesg93氏はバルサ伝統の4-3-3をベースに、リオネル・メッシを3トップの中央に置いた形を採用。“偽9番”としてメッシを使い、それを見事に機能させたことが勝因の一つだと言えるだろう。
守備では、他のチームも3トップが多かったためか、安定性を重視して4枚のセンターバックを配置している。左からジェレミ・マテュー、サミュエル・ウンティティ、ジェラール・ピケ、ハビエル・マスケラーノという並びだ。
ちなみに、決勝で勝負を決定づけた3点目のセットプレーがなかなか面白かった。
ボールに近い選手を中央と右サイドへ配置し、まずは中央の選手とパス交換。
相手が中央へ寄ったところで右サイドへパスを出し、その間に逆サイドにいたネイマールが中央へ。最後はチームメイトムービング(※ボール保持者以外の選手をマニュアルで動かす操作。画像中央、右斜め上に向かって薄らと線が見えるのはこのムービングによるもの)でゴール前に突っ込ませてフライスルーパスから得点している。
実に鮮やか!ゲームでもセットプレーはやはり大事だ。josesg93氏に関してはプレイ面以外でも駆け引きの巧さを感じさせた。