長谷部誠による決死のクリアもあった先週末のバイエルン対フランクフルト戦。
2-0とリードされ迎えた49分、トーマス・ミュラーのループシュートを追った長谷部はなんとかこれに追いつき危機を救うも、ゴールポストに左足を強打し途中交代となった。
Gute Besserung Makoto #Hasebe!
Unser Japaner ist auf dem Weg in die Klinik. Cut am Schienbein muss genäht werden. #SGE #FCBSGE pic.twitter.com/qr2ifO2D0U
— Eintracht Frankfurt (@Eintracht) 2017年3月11日
負傷自体は残念だが、チームを救う素晴らしいプレーを見せた長谷部。
しかし、このゲームではこれ以外にも「神スライディング」とも言えるプレーがあった。
19分、フランクフルトFWブラニミール・フルゴタが高いラインを保っていたバイエルン守備陣の裏を突き、マヌエル・ノイアーと一対一に。冷静にかわしゴールを狙おうとするのだが…
残念、そこはフメルス!
最終ラインから全速力で自陣ゴールの方に向かうと、なんとこれに追いつきカバーリングに成功して見せた。フメルスの足は完全にボールへ伸びており、フルゴタがファウルを主張できないほど完璧なタックルであった。
DFとしては世界最高クラスのフィード能力を持つフメルス。しかしもちろん守備能力も高く、前へのチャレンジだけでなく後ろへのカバーリングにも長けている。足はそこまで速くないが、最後まで諦めない気持ちが生んだスーパーなプレーであった。
この素晴らしいスライディングに、ノイアーも興奮気味に喜んだ。ブンデスリーガの公式YouTubeチャンネルは、「ワールドクラスのチャレンジ」と紹介している。