『El Pais』は18日、「バイエルン・ミュンヘンのテクニカルディレクターを務めているミヒャエル・レシュケは、今後移籍の取引は少なくなっていくと予言した」と報じた。

このところ、サッカーのマーケットは拡大を続けている。中国を始めとしたアジア周辺の市場が開拓されたことで、ビッグクラブの収入はうなぎのぼりだ。

昨年夏にはポール・ポグバがユヴェントスからマンチェスター・ユナイテッドへ8900万ポンド(およそ119.1億円)で移籍し、世界最高記録を塗り替えた。

また、ゴンサロ・イグアインは9000万ユーロ(およそ102.9億円)でナポリからユヴェントスへと移籍しており、取引の額もどんどん膨らんでいる。

ジョゼ・モウリーニョ監督はこれらの流れについて「ポグバも数年後には安くなっているよ」と発言し、拡大が続くことを予想している。

しかし、バイエルンのTDレシュケ氏の見方は違うようだ。ビッグクラブが投資を高めることで、逆に選手の流動性が下がる可能性があるという。

ミヒャエル・レシュケ(バイエルンTD)

「昨季のポグバの移籍金は1億ユーロ(およそ114.3億円)を超えた。ゴンサロ・イグアインも同じような額だったと言えるかもしれないね。

しかし、将来的にはそのような移籍は減少していくと考えている。ビッグクラブはベストプレーヤーを売りたくはない。そして、ベストプレーヤーは既にそのようなクラブに集まっている。

唯一退団があるのは契約満了だ。ズラタン・イブラヒモヴィッチやダニ・アウヴェスのようにね。おそらく、補強が可能なのはそれらの選手の契約が残り1年になったタイミングだけになるだろう。

ベストプレーヤーは既にレアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリー、プレミアリーグのビッグクラブ、バイエルン、ドルトムント、そしてパリ・サンジェルマンにいる状況なのだ」

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