世界を魅了したテクニシャン、小野伸二。

J1での出場機会は限られているが、JリーグYBCルヴァンカップではここまで5試合に出場しており、大宮アルディージャ戦では優しいボレーシュートでゴールを奪っている。

そんな小野は5月31日に行われたグループステージ第7節の柏レイソル戦にも先発出場。

すると1-0とリードし迎えた57分、またも絶品テクでチームの追加点を演出した(01:43から)!

ペナルティエリアの少し手前で、早坂良太からパスを受けた小野。

ゴールに背を向けていた小野は首を振って中央を見ており、そちらにパスを出すかに思われた。しかし、小野が選択したのはまさかのヒールパス!

早坂の動きを瞬時に察知し、このパスを閃いたのだろう。

ギリギリまでボールを迎えに行かず、早坂が動き出すためのタメを作るあたりも実にニクい!

ピッチにいた誰もがこのトリッキーなプレーに騙され、結局うまく抜け出した早坂が中へと折り返し、これをマセードが押し込み札幌がリードを2点に広げた。まさに小野らしい天性のプレーであった。

結局試合は札幌が2-1と勝利。この結果グループAでの順位を3位にまで上げ、プレーオフラウンドへの進出を決めた。

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