2、ディバラvsセルヒオ・ラモス
今季マドリー守備陣の核として素晴らしいパフォーマンスを見せ続けたラモスは当然の賞賛を得ている。
攻守において強烈な存在感を放った彼とマドリーのDFたちは、(ユーヴェ戦で)今年で最も難しい試練に挑むことになる。
ラモスと相棒になるであろうヴァラヌは、元マドリーFWゴンサロ・イグアインに手を焼くだろう。とはいえ、彼の危険性は分かりやすいものでもある。
一方でパウロ・ディバラはより対処が難しい。
ユーヴェのシステムにおいて自由が与えられており、ボールを求めピッチをさまよいつつ、危険なエリアでチャンスをクリエイトする。また、パスレンジ、長距離からのシュート、ボックス周辺での悪魔じみたテクニックによって、どこにいても脅威になる。
ディバラは中盤とDFラインの間のスペースを使おうとするはずで、ラモスはそのことに敏感にならなくてはいけない。彼自身がディバラを潰すために追いかけることはないかもしれない。だが、ラモスのディフェンスにおける組織力と注意力は、鍵になるだろう。