――続いて、センターバックに移ります。Twitterでのアンケートも競りました。
⚽️J1アンケート⚽️
あなたが選ぶ今季 #J1 前半戦のポジション別MVPを投票ください。ハッシュタグでも受け付けています。#J1前半戦最優秀CBは
※今アンケートに関するツイートは記事で使わせて頂く場合がございます。
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年7月3日
あれ…ジュビロ磐田の大井健太郎とかは入らなかったんですか?
――どうしてもTwitterの特性上、選択肢が限られていて…。
なるほど。苦しんだわけですね(笑)というか、このポジションはそもそも選考するだけで難しいですよね。個人的には、ガンバと柏のセンターバックコンビも取上げたいところです。
――その四人は、個人的に推している選手ですよね?
です。特にガンバの三浦弦太はそうですね。というか、もう日本代表にも入ってしまったので「推している」という言うのも恥ずかしい感じになりましたが…。
彼は日本人センターバックにはあまり見られない能力を持っていますからね。常に攻撃的なパスを選択できる意識、相手選手との駆け引きの巧さは、本当に才能を感じさせます。身体能力も高いですし、今後どのような選手になるか楽しみです。
ガンバは3バックになったり、4バックになったり、少し慌しい前半戦を過ごしましたが、いかなる時でも彼とファビオ選手のパフォーマンスは傑出していた印象ですね。
――そして、柏の若いセンターバック二人も。
そうですね。中谷進之介、中山雄太の二選手は各々に特長があって、見ていても楽しいです。個人的にも、リーダータイプのセンターバック、ロングフィードや攻撃センスを持っているセンターバックは好きなので。もちろん、今季のプレー面も評価に値します。正直、まだプレーに粗さがあるので、それは今後の課題ですが…。
いずれにせよ、彼らと中村航輔選手、そして、ボランチの大谷秀和選手がセンターラインをしっかり守り続けたことが、柏の今季の飛躍の原動力になったことは間違いありません。
――先ほど、大井健太郎の名前も挙げましたが。
はい。今季の大井は、その評価をさらに上昇させた一人ですよね。昨季、名波監督はMVPに上げていたようですが、引き続き、好調を維持しています。
若い頃は身体能力任せな印象もありましたが、今やクレバーさやキャプテンシーも備え、トータルバランスに秀でた選手となりました。そして、何よりもシュートブロックや危険地帯を読む力が凄まじいです。もし彼がいなければ、カミンスキーがさらに目立っていたはず(笑)
#J1前半戦最優秀CBは
大井健太郎!
守備安定してるし、危険なところをすぐフォローして芽を摘んでるところが素晴らしかった
— サト@8勝2分2敗 (@sato_ash) 2017年7月3日
――なるほど。アンケートで一位になった中澤祐二、二位のヨニッチについては?
中澤は偉大な記録(フィールドプレーヤーとして140試合連続出場達成)を達成して話題になりましたが、充実のシーズンを送っています。
目立ったミスが全くなかったですし、狡猾さであったり、フィード面であったり、まだまだ進化し続けている点も驚愕です。彼のようにフィジカルをストロングポイントにしていた選手って、肉体的に衰えてくると、スケールダウンすることが多いですが、彼にはその定説もただの戯言に過ぎません。
ヨニッチについては、現在のところ、「最優秀助っ人外国人選手」の筆頭でしょう。自分の中では、鹿島アントラーズのレオ・シルバがトップだったのですが、途中で故障離脱したので「ヨニッチ一択」に変わりました。
センターバックの場合、新加入の選手は、戦術面や組織面だったり、チームにフィットすることが簡単ではないはずなのに、あのパフォーマンスですからね。ボールにも人にも強いセンターバックは本当に貴重なので、セレッソ大阪は良い補強をしましたね。Kリーグ時代から二年連続ベストイレブンに選出されるなど、既に一定の評価を得てはいましたが。対人戦での体の入れ方であったり、カバーリングの安定感だったり、単に強いだけではない――本当に優秀な選手です。コンビを組む山下達也もすごいやり易さを感じているのではないでしょうか。
――他には?
月並ですが、浦和レッズの遠藤航、鹿島アントラーズの昌子源も入ってきますかね。序盤戦で言うならば、ヴィッセル神戸の岩波拓也、渡部博文もでしょうか。
後は、個人的に驚かされた選手として、ベガルタ仙台の平岡康裕、北海道コンサドーレ札幌の福森晃斗あたりの名前も入れたいです…という感じで上げていきだすと、キリがないですが…(汗)