今や移籍シーズンが訪れるために話題になる中国への移籍話。豊富な資金をもとに高額で有名選手を“爆買い”する姿はお馴染みのものとなった。

選手獲得に際して100%の税金がかかるようになり状況は変化しているが、今季も中国超級では得点ランキングは毎年ほぼ外国人で占められている。

例えば、2016年の得点ランキングは以下だ。

2016年中国超級 得点ランキング

19得点 ヒカルド・グラール(ブラジル)

14得点 デンバ・バ(セネガル)、アラン・カルヴァーリョ(ブラジル)、ジェームズ・チャマンガ(ザンビア)、武磊/ウー・レイ(中国)

13得点 マルセロ・モレノ(ボリビア)

11得点 エウケソン(ブラジル)、アレックス・テイシェイラ(ブラジル)、ブラク・ユルマズ(ブラジル)、エラン・ザハヴィ(イスラエル)

今季もこの傾向は変わらずトップ10はほぼ外国人で占められている。

2017年中国超級 得点ランキング※8月14日現在

23得点 エラン・ザハヴィ(イスラエル)

16得点 ヒカルド・グラール(ブラジル)

14得点 武磊/ウー・レイ(中国)

13得点 エセキエル・ラベッシ(アルゼンチン)

12得点 ジョバンニ・モレノ(コロンビア)、アレシャンドレ・パト(ブラジル)、ジョナタン・ソリアーノ(スペイン)

11得点 フッキ(ブラジル)、オディオン・イグアロ(ナイジェリア)、ジエゴ・タルデリ(ブラジル)

こうした得点ランキングの状況からか、2011年より中国超級では国内の選手の中から一番ゴールをあげた選手に国内得点王(中国語で最佳本土射手奖)というタイトルが別に用意されている。得点王とは別にわざわざ別に表彰をするというのはちょっと複雑だ。

そのタイトルを2013年より4シーズン連続で取り続け唯一得点ランキング上位に顔を出す中国人がいる。14歳でデビューし中国のマラドーナと呼ばれる“武磊(ウー・レイ)”である。

2015年の東アジアカップでは日本代表相手にもゴールをあげている武磊、今季もこれまで14得点をあげ得点ランキング3位に食い込む活躍を見せている。

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