Jリーグが行った夏休み特別企画、「ジーコおじさんのこども電話相談」。

来日中である“サッカーの神様”ジーコ氏が、悩めるちびっ子たちからの質問に優しく、厳しく、愛情を持って答えるという企画だ。

基本的には少年少女が相談の電話をかけていたのだが、終盤にはサプライズとしてジーコ監督の下でワールドカップ出場を果たした巻誠一郎くん(37歳)が登場。

すると最後に電話に出たのは、コーチ3年生の柳沢敦くん(40歳)。もちろんジーコジャパンの下で活躍したあの柳沢なのだが、その最後に思わぬ告白があった(15:20から)。

柳沢 敦(元日本代表FW)

「この場を借りて一言言いたいのは、ずっとシュート練習をいっぱい教わって、基本の繰り返しをやらせてもらって。

『シュートはインサイドで正確に狙うんだ』と口酸っぱく言われてきて、自分自身もそれを肝に銘じながらプレーしてきた中で、ドイツのワールドカップの時にクロアチア戦。

忘れもしないですけど、なんでオレはあそこでアウトサイドを出してしまったのか…。

それが本当に、自分の中で一番後悔があるので、ジーコさんとドイツのワールドカップが終わってから会えてなかったし話もできてなかったので、この場を借りて後悔していることと謝りたい気持ちがあります」

柳沢がジーコに伝えたのは、あのクロアチア戦でのシュートミス。

ジーコと柳沢はともに鹿島に縁があるが、ドイツ大会終了後は顔を合わせていないようで、柳沢としては謝りたい気持ちがあったようだ。

そんな“教え子”からの思わぬ告白に、ジーコおじさんが掛けた言葉が素敵だった。