クリス・カークランド

「昨年6月にベリーと契約したが、8月にはもう疲れていた。一度フリットクロフト監督に休養を摂るよう言われ、その後戻った。

トレーニングをやり直し、3日目には5人制のミニゲームに出た。シュートが飛んできたが、ダイビングも出来なかった。

そして思った。『もうこれ以上いたくない』と。監督のところにまっすぐ歩いていって、『これ以上は出来ない』と伝えた。

契約を解除する必要があると話した。それが、引退を表明した時の話だよ」

「引退した時は、うつ病のことは口に出さなかった。それを恥じていたからだよ。

その時点では誰の助けも受けていなかったし、誰も知らなかった。ただ、その後リーオナに言ったんだ。『私は、何かしなければならない』と。

そこでPFA(プロフットボール選手協会)のマイケル・ベネットに連絡を取った」

(木曜日にはセント・ジョージズ・パークでメンタルヘルスについて講演する予定だ)

「私にとって、今は話すのは簡単だ。なぜなら、もう自分はそこから離れているからね。

これは最も大きなことだよ。他の人にも、他の選手にも、誰かが話すことを知ってもらいたい。

私は、自分がこれについて話し始めるまで、道を見つけることができなかった。恐怖があった。

しかし、ちゃんと明かすことができれば、自分自身でもケアできるし、家族も助けてくれる」

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