2017年シーズンの明治安田生命J1リーグも残すところ後6節。

「優勝争い」や「残留争い」もいくつかのチームに絞られた感があり、まさに佳境という表現が適切だ。

これからは「サポーターの声」が大きな力となる試合が増えてくることは間違いなく、スタジアムに詰め掛ける観客数は重要になる。

となれば、各チームのホームゲームにおける平均観客動員数が気になるところだが、実は既に「増加傾向にあるチーム」と「減少傾向にあるチーム」に二分化されていることはご存知だろうか。

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第28節までのデータを元に、今季前半戦(第17節まで、ホームゲームは8~9試合)とシーズン通してのホームゲーム平均観客動員数を比較して、“増減具合”を見てみることにしよう。

※Jリーグ公式記録を参照
※数字の単位は人
※各チームのホームゲーム消化数は14試合だが、浦和は13試合、大宮は15試合で集計

1位:G大阪(+2,383)
2位:札幌(+1,265)
3位:FC東京(+1,236)
4位:川崎(+939)
5位:甲府(+609)
6位:C大阪(+490)
7位:鹿島(+448)
ーー平均(+148)ーー
8位:柏(+138)
9位:大宮(+135)
10位:広島(+104)
11位:清水(+103)
12位:仙台(-197)
13位:鳥栖(-313)
14位:磐田(-526)
15位:新潟(-724)
16位:浦和(-860)
17位:神戸(-1,164)
18位:横浜FM(-1,496)

全18チームのランキングはご覧の通り。

首位に輝いたのはG大阪で2,383人の増加。2位の札幌に1,000人近い差を付けた格好だ。

逆に下位に目をやると、17位は神戸で1,164人、そして、最下位は横浜FMで1,496人の減少という結果だった。

無論、ここまでのホームゲームにおいて、例えば、ダービーマッチや順位が近い同士の対戦など、「集客しやすい試合がどれだけ行われたか」でも変わる数字だろう。

また、終盤戦になればなるほど、大きな関心を集める「手に汗握る試合」は当然増えていく。つまり、残り数試合でランキングに大きな変動が起きる可能性は大いにある。

はたしてその変化がチームの最終順位にも影響を及ぼしたのか…シーズン終了後に改めてその推移を分析してみると面白いかもしれない。

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