先日、adidasは名作スパイク『プレデタープレシジョン』の復刻モデルを発表した。

かつて名選手たちがこぞって履いた逸品だけに、マニアにとっては垂涎物のはず。

そして、プレデターを愛用していた選手のひとりといえば、ジネディーヌ・ジダンだろう。

そのジダンがプレデターについて語ってくれた。『Soccerbible』が伝えた言葉の一部を紹介する。

ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー監督)

ジズー、このスパイクを手にした気分は?あなたにとって特別な意味があるかな?

もちろんだよ!自分が選手としてのキャリアを通じて履いたスパイクなので、特別な意味がある。

自分はずっとプレデターとプレーした。adidasはいくつかのモデルのスパイクを選ばしてくれたけれど、私はずっとプレデターにこだわった。それに誇りを持っているよ」

特に気に入ってるバージョンはある?

正直なところ、全部好きだった。全てが私にとって大事だったね。

スパイクが変わるのはデザインが変わるからだ。それは常に最新モデルを好む若手選手にとってはいいことだね。私もそうだ。

プレデターの全モデルが好きだったし、全部を愛していたよ。

もちろんそれぞれのスパイクにそれぞれ異なる思い出がある。自分にとってプレジションといえば、EURO2000だね」

17年前にプレシジョンが発表された時、そのデザインはとても革新的で独創的だった…

その通りさ!デザインだけじゃなく軽さも進化した。それは正しい方向に進化したよ。

それらがこのスパイクをとてもユニークなものにしたよ。モデルが新しくなるごとに進化していった。

他のスパイクが簡単にはマネできないという印象的な側面があったね」

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