ジャクソン・マルティネス
Jackson Arley Martínez Valencia
国籍:コロンビア
ポジション:FW
年齢:31歳
所属:広州恒大 (CHN)
最近すっかり名前を聞かなくなった中国リーグ屈指のビッグネーム。
16年にアトレティコ・マドリーから移籍金4200万ユーロ(約54億9000万円)で加入するも、その年は不調やケガの影響もあり10試合4ゴールと沈黙。翌年は再び負傷し、さらに好パフォーマンスを見せるブラジル人FWアラン(28)、「帰ってきたレジェンド」ことブラジル人FWムリキ(31)の陰に隠れ公式戦出場はゼロ。当然ながらサポーターからは既に見放されているという。
今夏はトルコ方面から獲得の打診を受けたようだが、結局契約には至らず。広州恒大との契約は2018年末まで残っており、クラブとしては獲得に費やした移籍金の一部を回収するため早い段階で売りたいはず。市場価値も大幅に下落したと見られ、J入りの可能性も出てきたといえるだろう。ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)に続く「ビッグネーム」加入は実現するだろうか。
【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★
<もう一言>広州恒大は先日、イタリア人指揮官ファビオ・カンナヴァーロ氏(44)の監督復帰を発表。一部では「カンナヴァーロ氏がマルティネス再生を手掛けるのでは?」との噂もあるが、失敗した際のリスクが大きいとされる。
また、このシリーズでは過去に一度載せたため今回は選外となったが、同じ時期に退団を表明したブラジル人FWムリキ(31)もJにやって来そう(戻ってきそう)な選手の一人。もしやって来たならばフィジカルを前面に出した全盛期とは一味違った大人なプレースタイルにも注目したい。
デルレイ
Vanderley Dias Marinho (Derley)
国籍:ブラジル
ポジション:FW
年齢:29歳
所属:CDアヴェス (BRA)
183cmと長身ながらスピードがあり、多彩なゴールパターンを持つマルチストライカー。
選手してのキャリアを上昇させたのはポルトガルリーグ。2013-14シーズンにはCSマリティモで30試合16ゴールを挙げ得点ランキング2位に入る活躍を見せた(ちなみに1位は先ほど紹介したジャクソン・マルティネスの20ゴール)。この活躍が評価され翌シーズンに名門ベンフィカへ4年契約で移籍するが、ここではレギュラーポジションを掴めず15試合1ゴールと大ブレーキ。以降カイセリスポル(トルコ)、チアパスFC(メキシコ)へのローン移籍を経験するも活躍できず。今シーズンからは慣れ親しんだポルトガル1部リーグのCDアヴェスでプレーしている。
アヴェスでは出場機会こそ得ているものの、ここまで8試合0ゴールと当初の期待を大きく裏切っている。クラブも下位争いに巻き込まれ、残留に向け冬のマーケットで即戦力選手の獲得へ動くのはほぼ確実。そうなった場合は彼をローンで他クラブへ移籍させることがあるかもしれない。ポルトガルのクラブからは今年、DFフレイレ(GDシャヴェス→清水)、FWクリスラン(ブラガ→仙台 ※ローン移籍)ら何人かのブラジル人選手がJリーグへやって来ており、彼もそこに続く可能性はある。実績や市場価値を考慮するとJ1中堅~J2の裕福クラブあたりが獲得に動きそうだろうか。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★