黄色と青の王国
この「戌年W杯」のデータ整理をしたとき、もちろん黄色と青、カナリアとアズーリの強さは分かっていました。なのでイタリアのプレーオフ敗退は目算が狂いました。ただ、干支予測的にはもしかしたらそうなるかもしれないという事も考えていました。それは60年前の本大会出場失敗がスウェーデンでの開催だったからです。
<表7> 過去の「戌年」W杯でのスウェーデンの成績
今回が3大会ぶりの本大会出場になったスウェーデン、確かにドイツやフランスよりは見劣りしますが、「W杯常連国」とは言い切れない中ではなかなかの好成績です。もちろん1958年、自国開催での準優勝が最高ですが、1994年の3位も光ります。この時はマルティン・ダーリンやヘンリク・ラーションなどの強力なフォワード陣が光っていました。ラーションは2006年にも出場し、息の長い活躍を見せました。
そして2018年、「王様」ズラタン・イブラヒモヴィッチの代表復帰があるかは分かりませんが、大方の予想を覆してイタリアを撃破した、この国旗カラーの黄色と青をまとった北欧の王国が本大会で再び衝撃を与える可能性は十分に秘めているように思います。
まずはグループステージの予想!
では、これでロシア大会の勝ち上がりをずっと予想していきましょう。
<表8> ロシア大会の組別グループリーグ順位予想
過去の成績を基にして予想を組み立てていくと、どうしてもアイスランドやパナマのような初出場国は苦しく、実績が十分なチームを勝ち抜け予想にしていきます。ただ、A組はロシアを1位にしました。過去の大会でも開催国はおおむね好成績なのと、ソ連が3回連続ベスト8(相当)の結果を残しているからです。
H組は……かなり願望込みですが、やはり日本のGL突破を信じたいのです。もう一つ、実は「黄色&青」のコロンビアも1994年しか本大会に出ていない(GL敗退)という点も見ました。スウェーデンと違って、こちらには「赤」も入っているからでしょうか?