ポール・クレメント
「バイエルンは彼のことを本当にサポートしていた。試合に出られるクラブに行かせようとしていた。
そして、彼に必要なだけのケアをしてくれるコーチの下へと行かせようとしていたんだ。
レナト・サンシェズは当初スウォンジーは前向きではなかったようだ。彼はマンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、PSGに行くつもりだった。
しかし、バイエルンが伝えたという。『君がそこに行っても同じ状況だ。プレーできない』と。
ここに彼が来たときに気づいた。レナト・サンシェズは、私の予想よりもはるかに壊れていた。本当に悲しかった。
練習では、プレッシャーがなければ本当に最高の選手なんだ。誰もできないことが出来る。
パワーがあるし、どんな相手でも置き去りにする。シュートを放てる。
しかし試合に入ると、彼が下す選択は45ヤード(41メートル)からシュートを撃ったり、それらのミスを続けたりするように見える。
彼は野心を持っている。皆の評価が間違っていることを証明してやろうと。
そして、彼は愚かな選択をしてしまう悪いサイクルに入り込んでしまったのだ。
他の選手は言う。『彼はこのようなプレーばかりだ。使わないでくれ』と。そうなれば、もう使うのは難しくなってしまうよ」
神童レナト・サンシェズはなぜ「壊れた」のか?前監督の説明が興味深い
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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