選手の雰囲気もいつもと違う?

沖縄という土地がそうさせているのか、キャンプという期間だからかは不明だが、選手の雰囲気もシーズン中とはやはり違う印象があった。

当然、シーズン開幕の準備に向けて、クラブ内のレギュラー争いや新戦術への理解など、彼らが力が抜いているわけはないが、リラックスした表情をのぞかせるシーンは明らかに多い。

その傾向はトレーニングマッチでは顕著で、元チームメイト同士で話を咲かせる選手。

はたまたチームの垣根を越えて同胞で集まり談笑を始める選手。

各地で見られるこの光景は、真剣勝負のシーズン中ではあまり見られない新鮮なものであった。

そして、この選手たちの雰囲気の良さは、ファンにとっても非常に有難いもの。

キャンプ中は、練習前後にファンが交流できる時間が用意されていることが多いが、気のせいか選手のサービスや笑顔も通常時の“三割増し”であった。

普段よりも声が掛けやすい感もあり、沖縄は「ファンサデビュー」の場としても打ってつけかもしれない。