(自分のキャリアを振り返って)
「誰もが『チャンピオンズリーグ準決勝でのリオネル・メッシとの対戦』と言うだろうね。それも正しいかもしれない。
あのときは教えられたね。ゴールキーパーはセービングのみで魅せられるのだと。それが重要なものならば。あれこそまさに、とても重要なセーブだった」
(最も感情的になった瞬間は?)
「うーん、難しいな…3つ挙げさせてもらっていいかい?
まずは2001年、カリオカ選手権を優勝した時だ。フラメンゴ対ヴァスコだね。
我々は優勝のために最低でも2点差が必要だった。残り2分でデヤン・ペトコヴィッチがゴールを決めて3-1になったんだ。
次に、マドリードでのチャンピオンズリーグだ。これが間違いなくキャリアの最高点だったね。
そして3つ目は、2014年のワールドカップだ。この大会では7-1でドイツに負けてしまったんだけどね…。
何が起こったのか、理解することができなかった。今でもまだ噛み砕けていない。
ドイツは我々の弱点を知っていたんだ。しかし、我々は彼らにすべてを見せてしまった。開いた本のようにね。ひどい、ひどい、ひどいプレーだった。
ピッチ上で考えていた。『起きろジュリオ、これは悪夢だ。早く起きろ』と。
チアゴ・シウヴァがハーフタイムに我々を鼓舞した。スコアはもう5-0だった。
しかし、ドレッシングルームは不気味なほど静かだった。誰も話すことができない。
サッカーというのはそういうものだ。常に良いことばかりではない。時には想像を絶することに直面する。そのようなときこそ、心の強さを証明しなければならない」
J・セーザルが引退…明かしたインテルでの「裏話」が面白い
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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