スイス代表MFグラニット・ジャカ(87試合7ゴール)

2016年夏にボルシアMGから3500万ポンド(52.7億円)で獲得。

今回の5人のリストのなかで最も議論になる名前だろう。だが、ジャカの一貫性のなさとファンの分離は、ヴェンゲルの最終年を映し出すものだ。

綿密なスカウティングの後にブンデスリーガから獲得された彼は、ヴェンゲルのチームが死ぬほど欲していたタフタックルなMFになると期待されていた。

だが、それから半年も経たないうちに、ジャカはタックルができないとヴェンゲルは認めた。彼の警告履歴(12枚のイエロー、2枚のレッドカード)は、それを雄弁に物語っている。

そして、守備に戻ることを嫌う姿勢は、不調時にサポーターからのターゲットになっていた。