あやふやなチーム選択

低調でファンからバッシングを受けたティエムエ・バカヨコに固執したコンテ。それは彼がチームセレクションにおいて犯した多くのミスのひとつにすぎなかった。今季大部分で低調だったギャリー・ケイヒルについても、擁護し切れなくなるまでは起用し続けた。

さらに、2年前にレスターで優勝を勝ち取ったコンビであるドリンクウォーターとカンテの組み合わせも、チェルシーではまともなチャンスを与えられなかった。

ペドロとウィリアンの状況もそうだ。両者はスピードがあり、カウンターで脅威になれる選手。また、ペドロは両サイドでプレー可能だ。だが、コンテはほとんどケースでどちらか一人しか起用しなかった。2人は求められた際、いいパフォーマンスを見せていたにもかかわらず。

そして、昨季3-4-3でリーグを勝ち取った後、今季は3-5-2で戦うことにした決定も困惑させられるものだった。