ホルヘ・ブルチャガ(1986年)
チーム:アルゼンチン代表
決勝のカード:アルゼンチン代表 対 西ドイツ代表(3-2)
メッシとマラドーナはどちらが偉大な選手か。
この10年、ウンザリするほど繰り返されてきた問い掛けであるが、「メッシはワールドカップを掲げていない」、この事実が議論を長引かせている。その原因を作ったのがブルチャガである。
“神様”マラドーナとの相性が抜群だったアタッカーは、西ドイツとの決勝戦で先制点をアシストすると、同点とされた直後の84分、マラドーナのパスに快足を飛ばして抜け出し、勝ち越しゴールを決めた。
このゴールは母国を2度目の世界一にすると同時に、マラドーナを神格化させ、それは長い時を経てメッシの前に立ち塞がる厚い壁となった。
21日、アルゼンチン代表はロシア大会に臨む23人を発表したが、そこにメッシを支える相棒となり、この厚い壁を打ち壊す「ブルチャガ」はいるだろうか?
選出者:編集部H