ファビオ・グロッソ(2006年)
チーム:イタリア代表
決勝のカード:イタリア代表 対 フランス代表(1-1, 5-3 on penalty)
「決勝ゴール」という表現が相応しいかどうかは分からないが、2006年大会でイタリアに24年ぶりの優勝をもたらしたのはファビオ・グロッソの左足だった。
フランスとの決勝戦は1-1のまま決着がつかず、勝負の行方はPK戦に。ダヴィド・トレゼゲの失敗によりイタリアのリードで進むと、5人目のキッカーであったグロッソが右サイドネットに豪快なシュートを蹴り込み決着がついた。
ワールドカップ決勝の歴史においてPK戦に突入したケースは二度あるが、キックを成功させて優勝を決めたのはグロッソが初めてのこと。1994年大会の決勝では、ロベルト・バッジョの失敗によりブラジルの優勝が決定した。
選出者:編集部S