中盤のラインを高く設定する
レアルは今季のCLでトッテナムとユヴェントスに敗れている。どちらの敗戦も相手から中央またはサイドでプレッシングを受けたことによるものだ。
スパーズは3-5-1-1のフォーメーションで中盤を固め、一方のユーヴェはレアルのサイドを狙った。どちらの戦略もレアル撃破という結果に結実した。
リヴァプールは高い中盤のラインを展開することでこれを再現できる。
ボールを持っていない時には、4-5-1のフォーメーションに移行。MFの3人はモドリッチとクロースにプレスをかけ、2人のウィンガーは相手SBをチェックし続ける必要がある。
レアルのいい攻撃の多くは左から展開される。リヴァプールはボールが相手のウィングか狙うべきカゼミロに渡った際、前線から一体となったゲーゲンプレッシングをかければ、相手のポゼッションをロストさせることができうる。
この戦術が機能するためには、ヘンダーソン・ミルナー・ワイナルダムのトリオが最初から優位に立たなければいけない。ASローマやシティ戦でやったように。
クロースとモドリッチに出来る限りボールを持たさないことができれば、このマエストロたちを試合を決定づけることから遠ざけることができるだろう。