アイスランド代表(編集部Q)

人口約33万人と所沢市と同じ規模の小さな国が躍動した。決勝トーナメント進出こそできなかったが、クロアチア、ナイジェリア、アルゼンチンと3つの強豪国と対等に渡り合った。獲得した勝点1は何事にも代えがたい「1」だ。

EURO2016でも驚異の99.8%、今回のアルゼンチン代表との試合の視聴率は何と驚愕の99.6%。無骨ながらも魂を持って戦うチームを国をあげて応援した。

主将のアーロン・グンナルソンは「どれだけのサポートがあったかを示している」と高い視聴率についてコメント「0.4%の人は何があるか知らずに寝ていたに違いない」と冗談を飛ばした。

こうした小国が躍進した場合には世代交代が進まず後にボロボロになってしまうケースも少なくない。だが、アイスランドに限ってはその心配はなさそうだ。現在のメンバーは30代、20代後半、20代前半とばらけている。2011年にU-21EUROで予選突破した時ほどの勢いはないが、若い世代の選手もちらりほらりと出現している。

ヴァイキング軍団が今後どうなっていくのか、スウェーデンやデンマークのように北欧の一強豪国になれるのか注目である。