そして、アンカーの丸谷拓也も奮闘を見せている。

5年ぶりに復帰した今季は、開幕から不動のボランチとして君臨。

片野坂監督とはサンフレッチェ広島時代にコーチと選手として戦った間柄であり、指揮官の戦術を体現するバランサーとして攻守をつなぐ。右ストッパーも難なくこなすなど、戦術理解度の高さは傑出している。

また、右ウイングバックの松本怜はドリブルでの仕掛けで崩しの軸を担う。

ピッチを広く使う“片野坂スタイル”では、ウイングバックが高い位置を取り、幅を作ることが求められる。

両サイドに対応する背番号7は、持ち前のスピードを活かしてサイドを疾走。幅を生むと同時に、今季はゴールに直結する仕事が増えている。