DF:大南 拓磨(背番号19/ジュビロ磐田)

今大会に出場しているU-21日本代表メンバーは8月3日に発表されたが、1人だけ発表後に入れ替えがあった。それがジュビロ磐田のDF大南拓磨だ。

当初招集されていたセレッソ大阪のMF舩木翔が怪我により出場を辞退。舩木は攻撃的な左サイドバックあるいはウィングバックであるため、森保一監督としてはできれば舩木と同じポジションの選手を呼びたかったかもしれない。

しかし、今大会はJリーグの開催と被ることもあり、「各クラブ1名」という条件で選手が選出されている。そのため、同ポジションの選手を呼ぼうとした場合の制約が通常より多いのだ。

そこで白羽の矢が立ったのが、フィジカル能力の高いセンターバックである大南。3月のパラグアイ遠征にも参加しており、今大会では2戦目のパキスタン戦に先発出場。旗手怜央のゴールをアシストするなど4-0の勝利に貢献した。

どちらかというと控えの立場だが、優勝を狙うためにはラッキーボーイ的な存在が不可欠。思いがけずチャンスを手にした大南がその役を担うかひそかに注目してみたい。