(君はバルカン内戦でクロアチアを離れてセルビアに逃れ、さらにオーストラリアへと亡命した)

「二度すべてを失ったんだ。人生を二回やり直した。今、僕はここに戻ってきた。ここは故郷だが、故郷ではない。複雑な感覚だ。

僕はその頃18ヶ月だった。あまり考えすぎるのは好きじゃないが、2つの宗教、2つの民族による、理由のない戦争だった。

政治的な理由であり、僕はそこに踏み込みたくない。好きじゃないね。政治は好きじゃない」

「戦争は多くの損失をもたらした。人々が命を失った。家を失った。クロアチア人も、セルビア人も、イスラム教徒もだ。誰もが人生を台無しにされ、親族や友人を殺された。家も何もかも失った。

ただ、これをアピールしたいわけじゃないんだ。誰もが前に進んでいく。より大きく、より良いものを見よう。将来を見て、過去を忘れよう。

美しい未来を作ろうと努力し、子どもたちにはそれを話そう。そうすれば、悪いことについては話さなくてもいいようになる。

彼らには平和で、前向きで、いい環境の中で育ってほしいよね」