ミッドウィークに行われたリーガ第6節セビージャ対レアル・マドリー戦は驚きの結果となった。ホームのセビージャが3-0の快勝を収めたのだ。
レアル相手にクリーンシートを成し遂げたのは、GKトマーシュ・ヴァツリーク。今季バーゼルからやってきた29歳のチェコ人GKだ。
ただ、彼は平穏とは程遠い精神状態で試合に臨んでいたようだ。
『Marca』によれば、火曜日に娘が転倒して怪我をしており、その日は病院に入院したという。
幸いにもCTスキャンの結果、重傷ではないことが判明。ただ、 ヴァツリークは子供を案じて眠れない夜を過ごしていたようだ。
セビージャのスタッフは無理そうなら翌日の試合には出場しなくてもいいと伝えたというが彼は出場を決意。ギャレス・ベイルの決定機を阻止するなど3つのビッグセーブを見せて、完封勝利に貢献したのだ。
試合後にパブロ・マチン監督は「トマーシュの状況については知っているだろう。なので彼に拍手を送ろうじゃないか」と選手たちに呼びかけたそうで、皆でそれに応えたとのこと。
セビージャは本日エイバルと戦い、来週にはELでクラスノダールと対戦する。