この世に存在している大半のスポーツでは、身長が高い方が有利だと言われている。サッカーも例外ではなく、特に空中戦の面で体格差が顕著に表れる競技だ。

しかし、160cm台という小さな体でも自分なりの武器を活かしてワールドクラスであり続け、ビッグクラブで活躍する選手たちがいる。今回はそんな「小さな巨人」たちを紹介しよう。

ロレンツォ・インシーニェ (163cm)

正確なシュートと鋭いドリブル、繊細なパスで得点とアシストを量産するナポリのエース。イタリア代表でも10番を背負う世界を代表するアタッカーだ。

ユース時代もナポリでプレーして、プロデビューしてからもローン移籍を除けばナポリ一筋を貫き、サポーターからは「ナポリのアイドル」と言われている。

少年時代には父親が失業したため、アルバイトをして家計を助けながら練習に明け暮れていた、というエピソードからも人柄の良さが見て取れる。