セルジーニョ(アメリカ・ミネイロ→鹿島)
今夏、テクニカルディレクターのジーコが保有元のサントスFCから完全移籍で連れて来た実力者。すぐに鈴木優磨と補完性抜群の2トップを形成し、エース金崎夢生が移籍した穴を完璧に埋めた。
特にアジアでの活躍は目覚ましく、出場したACL準々決勝以降の全4試合でゴールを奪っている。鹿島のクラブ史上初となる決勝進出は、この男の存在抜きに語ることはできないだろう。
そんな彼の最大の魅力はシュートの威力だ。利き足の左はもちろん、水原三星(韓国)とのACL準決勝・第2レグでは逆足で鋭いシュートを突き刺し、2試合トータルでのチームの勝利を決定づけた。
鹿島のACL優勝の最大のキーマンであり、その先に続くクラブワールドカップでレアル・マドリーとの再戦が叶えば新たな武器ともなるはずだ。