高原直泰(フランクフルト)
続いては39歳となった現在も沖縄SVでプレーする高原直泰だ。
エコノミークラス症候群を発症して2002年W杯を逃すという苦い思いを味わった高原だが、心機一転、頭を丸めて覚醒。同年のJリーグMVP、得点王を獲得し、ドイツの名門ハンブルガーSVに電撃移籍する。
ハンブルクではバイエルン守護神カーンの無失点記録を破るヘディングゴールを決めたが、厚い層に割って入れず、失望を味わった2006年W杯後にアイントラハト・フランクフルトへ。
フランクフルトでも3トップの両サイドを任される“便利屋的な扱い”を受けていたが、待望のストライカーとして起用された2006年12月3日、アレマニア・アーヘン戦で日本人としては初となるブンデスリーガでハットトリックを達成した。
このシーズン記録した11ゴールは、中田英寿のペルージャ時代の10ゴールを上回り、ドルトムントの香川真司、マインツの岡崎慎司に破られるまで海外日本人選手の記録であった。