2008年北京五輪 梶山陽平
今回、引退を発表した梶山は、2008年北京五輪の「10番」だった。
この大会の日本はアメリカ、オランダ、ナイジェリアにいずれも1点差ゲームで敗れグループ3戦全敗。失望以外の何物でもなかった。
しかしその屈辱を糧に本田圭祐、長友佑都、香川真司、岡崎慎司、内田篤人、吉田麻也らは海外で実力を磨き、2010年ワールドカップ以降の日本代表を支えていくことになる。
梶山もまた、彼らに続くように一時ギリシャの名門パナシナイコスでプレーしているが、成功とはならず。Jリーグでは確固たる地位を築いたものの、結局A代表には選出されることなく現役を退くこととなった。
恩師である原博実氏はこの報を受け、自身のTwitterに「陽平、お疲れさま おれは陽平が好きだった」とかつての教え子の労をねぎらった。