橋岡大樹(浦和レッズ)
U-19代表のDFリーダーも今季はユースからの昇格初年度であり、J1有数の選手層を誇る浦和レッズで出番を得るのは難しいかと思われた。
しかし、堀孝史監督の解任で大槻毅育成ダイレクター(当時)がトップチームの指揮を執るようになると、大槻氏は浦和ユースでの教え子である橋岡を大胆起用。
ヴィッセル神戸戦でリーグ戦デビューを飾ると、後任のオズワルド・オリヴェイラ監督の信頼も掴み、その後ほぼ全ての試合でスタメン出場を果たした。
ユース時代はセンターバックでプレーしていたが、チームの先輩であり目標でもある槙野智章のようにサイドバックもできるような選手になるため、サイドでの練習も欠かさなかった。その努力が実り、ウイングバックという慣れないポジションにも順応し、望外な出場機会を得た。
東京オリンピックを目指す年代別の代表ではセンターバックを務めるが、「足がつっても走れる」と評されるタフネスを武器に代表とクラブの両方でチームを引っ張る。