8日、ヤマハスタジアム(磐田)でJ1参入プレーオフの決勝戦が行われ、2-0で勝利したジュビロ磐田がJ1残留を決めた。
Jリーグを彩ってきた名門同士の対戦となったが状況は対照的だった。
J1・ジュビロ磐田が「リーグ最終節の後半AT4分に失点」しプレーオフ行きを余儀なくされたのに対し、J2・東京ヴェルディは「プレーオフ準決勝の後半AT6分に得点」しここへ駒を進めたからだ。
それだけに勢いはヴェルディにあるかと思われたのだが、ジュビロがホームの声援を背に地力の違いを見せた。
前半から足元で繋いで攻撃を組み立てるヴェルディの攻撃を、ジュビロは高い位置からの圧力で無効化。試合の主導権を握ると、41分、この日、先発に抜擢された21歳のFW小川航基がPKを獲得し、自ら決めて先制する。
後半はヴェルディが矢継ぎ早に3枚の交代カードを切り押し込む時間帯が続く。しかしこれを耐えたジュビロは、80分、MF田口泰士が直接フリーキックを決めて試合を決定づけた。
ヴェルディは2008年以来となるJ1昇格を目指したが、試合の流れに上手く乗ることができず。ジュビロが来シーズンもJ1で戦うこととなった。