では、冒頭に書いた、敵を倒すために「協力する→倒す→絆が生まれる」の例えと、僕らのエピソードを重ねてみましょう。
・敵=自宅→神社→病院までの道のり、祖母の手術
・協力する=行き方を一緒に調べること、一緒に神社と病院まで行くこと
・倒す=お守りを買い、病院まで届けること、手術の成功
・絆が生まれる=二人で喜び合うこと
こうして兄弟の仲は自然と深まりました。
ここで大事な子どもへの親の関わり方は「親だけで解決せず、子どもも巻き込む」ということにあります。
このような場面でありがちな親の行動は「子どもに心配かけたくないから手術をすることを伝えない」や「親がお守りを買う」などでしょう。
しかし、問題が起こった時に、兄弟で一緒に問題を解決するために考えさせ、行動させることが子供たちにとっては大事ではないでしょうか。
つまり、結果はどうでもよくて、兄弟で協力するというプロセスを親が導くことが重要なのです。仮に結果が失敗に終わっても、敵を倒せなくても、絆は生まれるものです。
僕はこの出来事があったことで兄として成長でき、兄弟の仲が更に深まったと感じています。