他に具体例を挙げるならば、体の調子が悪い時に「お母さん体の調子が悪いの。だから●●くんと●●ちゃんで協力して、お母さんを助けてくれない?」と伝えてみてください。
すると子どもは、何ができるか話し合い、兄弟で親の身の周りのこと(料理、掃除など)を協力して役割分担し、手伝ってくれるはずです。単純なことですが、これだけでも絆は深まります。
親が我慢して動けば子どもの手伝いも必要ないかもしれません。むしろ自分が行ってしまったほうが早いし効率的と考える親は多いと思います。
しかし、永井家では父や母が、問題があれば僕たち兄弟に共有させ、僕らもそのことを鮮明に覚えています。
最後にもう一つ。
子供たちのプロセスをたくさん褒めてあげて下さい。
僕たち兄弟が祖母にお守りを渡した終えた後、母が病院に到着し、僕たち兄弟の頑張りをとても褒めてくれました。とても嬉しかったことをはっきりと覚えています。
そして、僕たちのおばあちゃんは20年以上経った今でもこのお守りを身につけてくれています。