ラルフ・ラングニック(RBライプツィヒ)

かつてシュトゥットガルト、ハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイムで監督を務めた人物。そして、近年のライプツィヒ躍進の立役者でもある。

2012年夏、ライプツィヒとレッドブル・ザルツブルクのSDに同時就任。だが、数か月後に後者での職を辞退し、前者に専念する。

ライプツィヒはわずか“9歳”とブンデスリーガで最も若いクラブだ。その9年間でドイツのエリートクラブへと成長を遂げた。今では欧州の舞台で戦うことも当たり前になってきた。

人材発掘に長けたラングニックのもと、ライプツィヒはブンデスで最も若いスカッドを揃えている。

彼の戦略は24歳以下の選手を買い、本物に育てるというもの。好例が、リヴァプールに5300万ユーロ(65億円)で売却したナビ・ケイタだ。

そして、もうひとつの素晴らしい功績はユリアン・ナーゲルスマン監督の招聘だ。ブンデス史上最も若い指揮官である彼は、来季ホッフェンハイムからライプツィヒに移籍することが決まっている。

そして、彼もまた若手育成の戦略を持っている人物だ。“ラングニック&ナーゲルスマン”のコンビは完璧に機能することだろう。