ブアーラーム・フーヒ

今大会は187cmの長身MFカリム・ブディアフがあまり使われていない。彼の高さは武器になると思うのだが、それ以上にこのブアーラーム・フーヒが重要な存在になっているから起用できないのかもしれない。

フーヒはアルジェリアで生まれ育った選手だが、若くしてカタールのアル・アラビに移籍し、外国人枠回避のためにすぐ市民権を取得した。一時はアルジェリア代表入りを目指すと宣言していたが、後に同胞のジャマル・ベルマディ監督に説得されてカタール五輪代表を選択している。

彼は非常に珍しいほどのユーティリティプレーヤー。かつてはアタッカーとして攻撃的にプレーしていたものの、トップ下やボランチもこなし、さらにセンターバックにまで配置されるという器用っぷりだ。

攻守に渡る幅広い貢献ができ、スマートなプレーでチームに流れを与えていく。彼がいるからこそ、カタールはさまざまなフォーメーションを使用することができるのだ。

ちなみに、2014年にはジュビロ磐田への加入が噂されたことがあるそう。