■期待の即戦力がフィットすれば…

最終ラインと中盤は不動の選手が多く、チームの骨格を担っている。しかし、最前線は絶対的な点取り屋が存在せず。圧倒的なポゼッションをなかなかゴールに結びつけることができておらず、ここが最大の課題となっている。

現スカッドを見ると、ロレンがリーグ戦4得点で、S・レオンはリーグ戦ノーゴール。2ゴールを奪っていたアントニオ・サナブリアがジェノアへ旅立った今、この2人の爆発は必要不可欠。奮起を望みたい。

そして楽しみなのは、ライネスとヘセの新加入コンビだ。

メキシコのクラブ・アメリカから今冬に加入した前者は、ドリブルを武器とする18歳。

“9番”タイプのストライカーではなく、セカンドトップが最適だが、ロレンとS・レオンがゴールに専念できるような働きが求められる。

パリ・サンジェルマンからのレンタルという形で加入した後者は、リーガでの実績もある即戦力。しかし、ポテンシャルは間違いない反面、メンタルに問題を抱えているのも事実で、どこまで活躍できるかは未知数な部分が多い。

果たしてヘセは、指揮官が標榜するポゼッションサッカーに適応し、すぐさま結果を残せるか。

パフォーマンス次第では、コパ・デル・レイでの戴冠はもちろん、ELでの躍進とリーグ戦の上位進出にも期待が膨らむ。新天地で“救世主”となれるか要注目だ。

2019/02/03 written by ロッシ

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