17日に開幕した今季の日本フットボールリーグ(JFL)。昨季8位の奈良クラブは開幕戦でヴィアティン三重をホームに迎えたが、試合は0-1で敗れ黒星スタートとなった。
昨年末、クラブは運営体制を変更。母体として新たに株式会社奈良クラブを設立し、代表取締役社長にはスポンサー「中川政七商店」会長の中川政七氏が就任。J3昇格に向けて本気の改革が始まった。
そんなクラブの新ユニフォームは2月に発表。何かと話題を振りまく奈良のキットだが、今季も伝統柄を用いた古都のクラブらしいデザインとなった。
Nara Club 2019 Squadra Home
NEWホームキットは伝統のブルーを基調。毎年、日本の伝統紋様をデザインする奈良のユニフォームだが、今季は江戸時代から「西の大和絣(やまとがすり)」と称えられてきた、奈良に伝わる織物の技法を取り入れている。
クラブは2019年からエンブレムと共に、モダンなスタイルのクラブロゴを併用する。キットには縦糸と横糸が織りなす絣文様のように、クラブの新しい象徴である「N」をパターン化した。右上へと上昇していくデザインは、昇格への強い決意も表している。
《奈良クラブ 「N」ロゴ コンセプト》
奈良の地で約1300年前に造られた平城京。朱雀大路を挟んだ右京と左京、左京の傾斜地にあった外京の地場がロゴの始発点。「N」のロゴが示す上下への動きは、厳しい状況にも負けない不屈の心と、学び前進する奈良の伸び代を表す。#naraclub pic.twitter.com/E0pGeIH0CH
— 奈良クラブ (@naraclub_info) 2018年11月27日
これが新たに登場したクラブロゴ。イタリアの強豪ユヴェントスのエンブレムなどもそうだが、ブランドロゴのような“シンプルなアイコン”という流れは、今後も広がりを見せる可能性がある。