『Daily Mail』は1日、「イギリスで最も裕福な富豪として知られるジム・ラトクリフは、チェルシーの買収に関心を持っていることを明かした」と報じた。
ジム・ラトクリフは1952年生まれの66歳。イギリスの多国籍化学企業イネオスの創業者であり、純資産は320億ドルに達すると言われる。
今年自転車ロードレースの世界で大きな話題を集めた人物としても知られ、旧チーム・スカイを買収、チーム・イネオスを立ち上げている。
彼はスタンフォード・ブリッジのシーズンチケットホルダーであり、サッカーファンとしても有名だ。
昨年の夏にはチェルシーの買収を考えていると伝えられたものの、ロマン・アブラモヴィッチ氏が設定した売却額に達さなかったという。
しかし、ラトクリフ氏は『BBC』に対して以下のように話し、再びチェルシーの買収にチャレンジする意思を見せたそうだ。
ジム・ラトクリフ
「(チェルシーを買いたい?)ノーとは決して言わないよ。しかし、どのように対話が進んでいくかわからない。
私はマンチェスター・ユナイテッドの大ファンだ。正直に言えばね。我々はサッカーの世界につま先を踏み入れた。かなり異なったスポーツだ。複雑な競技で、複雑な世界だ。
我々はそのプロセスを学んでいる。スイスでクラブを買ったし、勉強している。最終的な場所にたどり着くために急いではいない」
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イネオスが買ったスイスのクラブというのは、経営危機に陥っていたローザンヌ・スポルツのこと。2017年に買収後降格を経験したが、今季は2部で2位につけており、昇格プレーオフ圏内を維持している。