リーグ・カップともに佳境を迎えている2018-19シーズンの欧州サッカーシーン。

昨季まではスペイン勢が欧州のタイトルを独占していたが今季は特にイングランド勢の強さが際立っており、この一週間はそれが顕著なものであった。

月曜日、プレミアリーグでリヴァプールと壮絶な争いを繰り広げるマンチェスター・シティが、ヴァンサン・コンパニの“伝説級”超ミドルで首位を守り、歴史的な一週間の幕が開けた。

翌日の火曜日にはCL準決勝でリヴァプールが3点差をひっくり返してバルセロナを退けると、水曜日にはトッテナムが後半アディショナルタイムの大逆転劇でアヤックスを下し、ともにファイナルへの進出を決めた。

そして木曜日。EL準決勝でチェルシー、アーセナルがそれぞれ勝ち抜けを決め、こちらも決勝戦はプレミア勢同士となっている。

まさに「プレミア勢によるプレミア勢のための一週間」となっているが、こんなつぶやきも。

「イングランドはU-20とU-17ワールドカップの現王者です。

そしてプレミアリーグで首位を走るチーム(シティ)は(今回勝ち残った)4チームに入っていない。

彼らはリーグと代表でとても上手くやっている。これは偶然ではありません」

もちろん代表とクラブは別物であるが、近年におけるプレミアの急激な発展が代表の成功にも繋がっていることは間違いない。

上記には書かれていないが、今年、日本が参戦するトゥーロン国際大会もイングランドは現在3連覇中だ。

眠りから覚めた「サッカーの母国」がいよいよ欧州、いやこの世界を支配する…ということなのだろうか。

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