5:キム・ヒョヌ(DF)

今大会の韓国はDFも個性的。イ・ジェイクは左足のキックや攻撃参加も可能であるし、イ・チソルも対人戦の強さが目を引く。その中でキム・ヒョヌを取り上げる。

5番を付ける彼は、蔚山現代からクロアチアの名門ディナモ・ザグレブに貸し出されてプレーしている20歳のセンターバックだ。

守備のリーダー的存在であり、南アフリカ戦では勝利を決めるヘディングを叩き込み、韓国に今大会初のゴールをもたらした。試合後には「DFの僕がスポットライトを浴びてしまって申し訳ないな…」と謙虚に話したという。

本人は「フィジカルは課題だが、カバーリングやポジショニングが得意」と語っており、ビルドアップが優れていると評価される。ただしなやかな体を活かした無理が利くブロックも魅力。セットプレーのターゲットとしても怖さがある。

3バックであれ4バックであれ、おそらく彼は起用されることになるだろう。日本はキム・ヒョヌの壁を破る必要がある。