世代交代を進めている

アルゼンチンサッカーのこの15年間は、U-20ワールドカップやオリンピックで何度も勝利を収めてきた年代の選手たちの存在が大きかった。だからシニアのチームも成功できた。

彼らの「ゴールデンジェネレーション」は長かった。セルヒオ・アグエロ、アンヘル・ディ・マリア、ハビエル・サネッティ、ハビエル・マスケラーノら、これらのスターが生きた時代は常にアルゼンチンが強豪だった。

しかし2014年からはその成績が一気に下降しており、もはやアルゼンチンに強烈なヤングスターは少ない。黄金世代の選手たちは徐々にキャリアを終えており、スカローニ監督は世代交代を進めなければならなくなっている。

今回のコパ・アメリカでの23人は。20cap以上を保有しているのが5名のみ。メッシ、アグエロ、オタメンディ、フネス・モリ、ディバラだ。10名は5回以下しか出場経験がない。

経験不足やスター依存は明らかな状態であり、これは若手を育てるためのコパ・アメリカだと考えるべきである。