板倉 滉(フローニンゲン)
最大の発見は、もしかしたらこの男かもしれない。
この五輪世代では主に3バックの一角を務めており、今大会もセンターバックとしての起用になるかと思われたが、大敗を喫した後のウルグアイ戦からボランチに抜擢された。
オランダでこの半年間全く出番がなく、序盤のミスはその影響を感じさせるものだった。しかしその後は得意の攻撃面で流れを変える縦パスを繰り出し、守備面では長身を生かし空中戦で効力を発揮した。
また、押し込まれた際にDFに吸収されず、簡単にサイドへと引き出されなかった彼のポジショニングは、チームの守備を安定させることにも繋がった。
マンチェスター・シティに「獲得された」価値を示した。そしてA代表における柴崎の相棒の候補として一躍躍り出たといっていいだろう。