リオ・ファーディナンド

イングランド代表:81試合3ゴール(1997-2003)

長身ながらボールの扱いも上手く、世界最高峰のDFとしてイングランド代表やマンチェスター・ユナイテッドで活躍したリオ・ファーディナンド。

見るからに強面の大男であるが、こんなエピソードも。2001年、当時リーズに所属していた彼は束の間の休息を日本で過ごしたが、その際、大阪府池田市で小学校無差別殺傷事件が発生した。

するとファーディナンドは、当初予定していた京都への観光をキャンセル。急遽付属池田小学校へと足を運び、校門前に献花をしたのだ。

それから10年以上の歳月が経過した2013年、自身のSNSにこう綴った。「随分と前にここ大阪を訪れた時、とある小学校で起きた殺傷事件が大阪中を震撼させていた。あれはとても辛い瞬間だった。国籍も肌の色も超え、1人の人間として哀悼の意を捧げたかった」

フアン・マタ

スペイン代表;41試合10ゴール(2009~)

創造性に富んだテクニックを武器にスペイン代表とマンチェスター・ユナイテッドで活躍するマタ。

ユナイテッドとはこの夏に契約満了するところであったが、1年以上の契約延長に同意したことが伝えられ、サポーターも安堵したことであろう。

そんな彼は、体育会系の世界にあって知的なプレイヤーとして知られており趣味は読書。特に日本の作家である村上春樹氏のファンだという。

代表作の『ノルウェイの森』はもちろん、2013年にはフランス代表との親善試合の前に『神の子どもたちはみな踊る』を読んでいたことを明かしている。